人と違う時間を生きる
思い付きでいつもより30分早く家を出ました。
本当のところは5時にでも起きて1時間ほど早く出ようかと計画していたのが、普通に6時起きで頓挫しました。そこから急いで巻き返してゲットした30分です。
「朝は集中できる」なんて言い古されたことで当たり前のことですが、実践してみると非常に実感がわいて、違いを楽しめます。
やってみてはじめて気づいたのは、
- 日の出直前のため、朝陽がまぶしくない。
- 車、自転車、人間が総じて少ない。
ということでした。
小さなことですが、細かい精神の消耗を防げて嬉しいばかりです。
日の出前に移動
まず、朝家を出ると私は東に向かって10分ほど歩きます。
ありがたくも最近は快晴続きなので、その時間帯すでに日が昇っていると視界に陽光が直撃してまぶしいのです。
それが7時前に出発することでギリギリ日の出前、朝焼けが美しい時間帯に歩くことができました。徒歩約20分、駅に着いたのが7時直前といったところです。
日の出前に移動するって、なんだか敵にばれないように移動する古代中国の武将みたいですね。
無人
交通量が全体的に少ないのも良いですね。
駅前は狭い道路を大型バス、一般車がようやくすれ違ったりする交通量の多いエリアとなっていますが、7時前だとそれほどでもありませんでした。
また自転車も少ないです。
道幅に余裕があるのになぜか歩行者(私)のすぐ隣を全速力で走り抜けていく自転車に乗った人間は、いったい何を考えてそんなことをするんでしょうね。不可解です。
車も同じで、明らかに速度出しすぎで歩行者の近くを通り過ぎていく者もいます。視界にいきなり車が入ってくるので軽くびっくりします。
そんな輩は相手にしない時間を、今日は生きました。交通量の少ない穏やかな道を、快く歩くことができて良かったです。
集中モード
会社に着くと、ちらほら人はいました。みなさんデキそうな人ばかりです。
電話の着信が無かったり話しかけてくる人がいなかったりで、集中できる空間がそこにはありました。
いつもより45分早い始業で、早速ドキュメント作成に取り掛かりました。
朝の雰囲気とは不思議なもので、通常時「めんどうだな」「後回しにしよう」と思っていることがすんなり進められるのです。
今作成中の大部な手順書の項目が、次々に書き上げられました。
ひょっとするとこの時間帯にしか分泌されないホルモンが影響しているのか、それとも体内時計が関係しているのか、いずれにしても非常に前向きでエネルギーにあふれた状態を保てた気がします。
意識の伝播
さらに少し考えてみると、通勤でもエネルギーを温存できていたのではないでしょうか。
いくつか挙げたように、精神を乱す要因(人間、車など)は結果として極力避けることができました。
恐れずに書けば、早朝に動いている人は意識が高いから、民度も高いのではないでしょうか。
逆に「間に合えばギリギリでいいや」という人や、発想転換せず習慣に流されている人などは民度が低かったり・・・しませんかね。
仮にそうだとして、高い民度のエネルギーを受け取って通勤できたのは良いことでした。会社に着いても意識の高い大人たちに囲まれて作業するわけですから、活力になります。
余談ですがこの「通勤時間をずらす」発想は、①電車を待つ列で順番抜かしする人間に遭ったこと、②『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』という本のタイトルから生まれました。
②の本はタイトルしか知りませんが、感謝です。①のような人間も、生きる時間を分かつきっかけを与えてくれて感謝ですね。
しばらくの間、睡眠時間が確保できるかぎりは8時始業を目標に行動を続けてみようと思います。