Polyunus

ポリウーヌス(多と一):「日々改善」をモットーに、1型糖尿病患者が多面性を表現し、磨きをかけるためのブログです。

朝の高血糖実験〜脂肪編〜

先日の記事「糖尿病10周年に考える、朝の高血糖 - Polyunus」で、朝の高血糖の犯人を突き止める実験について書きました。今回はその脂肪編です(暫定最終回?)。

 

 

人体実験

引き続き人体実験をして、フリースタイルリブレで血糖値を追跡してみましょう。

 

脂肪編

今回は脂肪メインの夕食が翌朝の血糖値にどのような影響を与えるか、見ていきます。

 

下記のとおり予定メニューも書いていましたね。でも一部その通りにはできませんでした。卵を切らしておりまして…。

 

MCTオイル、オリーブオイルたっぷりのレタスサラダ

アボカド

平飼い卵のオムレツ

キャベツのごま油炒め

糖尿病10周年に考える、朝の高血糖 - Polyunus

  

  • MCTオイル、オリーブオイルたっぷりのレタスサラダ

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レタスを水に浸して、シャキッとしたら水を切りつつちぎります。オイル類を加えて混ぜ、リンゴ酢を加えて混ぜ、醤油とマヨネーズとすりごまねりごまを混ぜて、いただきました。

 

こう見えてボウルは柳宗理の大サイズボウルです。レタス一玉使っています。

 

  • アボカドキャベツ

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「こだわりアボカド」というのをスーパーで見つけました。250円しますが高品質で、まったく酸化していない目にも鮮やかなグリーン。

 

そんな素晴らしいアボカドに、グラスフェッドバターと塩で炒めたキャベツを加えます。

 

ここで味見したのですが、どうも物足りない…。

 

そこで急遽、マヨネーズと味噌を足しました。ついでに刻みのりも。

 

ここまでやると大変美味しくなりました。

 

  • MCTオイル大さじ2

やるなら徹底的に!と思い、眠前に摂りました。寝ている間に脳の栄養になれ、といった気持ちでした。ちゃんと下痢を起こさない分量に抑えられたようで、安心しました。

 

インスリンは超即効型を4単位打ちました。食前155→食後96という、これまた良いコントロールでした。

 

そして翌朝。
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なんと、高血糖どころか危険な夜間低血糖をたたき出してしまいました。起き抜けにかろうじて回復し、実測82でした。

 

知人の1型糖尿病患者に聞いたところによれば、脂肪はむしろ糖質の吸収を穏やかにするとのことです。

 

なるほど、それでは逆に低血糖に落ち込んだこともうなずけます。ひとまず、脂肪には睡眠中に血糖を上げる力が無かったようです。

 

次なる仮説

実はこの間、すさまじい高血糖を記録してもしまいました。

 

前日は超即効型を20単位も打って玄米1合、サラダ、バナナ、みかん、ワッフルなどを食べていたところに低血糖が襲ってきました。

 

「薬を打ちすぎたか」と思いすぐさまリカバリーのためのチョコ菓子を補食。血糖が150くらいまで回復してきたのを見て、夜間に上がりすぎるだろうと予測して追加で2単位打ちました。

 

寝て覚めて、血糖値を測ったところ414でした。

 

400台は滅多になりません。食べ過ぎたと後悔しました・・・。

 

ですが、この手の高血糖パターンは結構あります。夕食後に低血糖に襲われて補食し、そこそこ戻ってきたところで寝て起きると300近い高血糖になることは幾たびも経験してきました

 

そんな経験を反芻していたところ、1つの仮説が頭をよぎりました。

 

食前に飲む血糖値急上昇を抑える薬(ミグリトール)が、本来インスリンで下げるべき血糖を隠してしまっているのではないかということです。

 

寝る前まで薬効が持続していると仮定すれば、寝ている間に薬が切れて血糖値が上がり始めるということも考えられるのではないでしょうか。

 

来週、病院の予定があるので先生にこの仮説を話してみようと思います。

 

バイオハックはまだまだ続く・・・