Polyunus

ポリウーヌス(多と一):「日々改善」をモットーに、1型糖尿病患者が多面性を表現し、磨きをかけるためのブログです。

防弾チョッキで身を守れ~完全無欠ダイエット再び~

少しずつ分かってきました。

 

私は大きな勘違いをしていました。最初は小さかった隙間が、徐々に開いていくかのように。

 

 

穴だらけの防弾チョッキ

当ブログでだいぶ前に記事にしたシリコンバレー式 自分を変える最強の食事という本を今読み返しています。

 

新しい年を迎えて、「健康に向かう気力に修正パッチを適用するぞ」という気持ちで始めました。

 

ところが現状はまったく異なっていました。パッチどころか再インストールが必要なレベルで崩壊していたのです。

 

人間(私)の脳がいかに忘れやすく、また思い違いを起こしやすいかということを知らされました。

 

嫌というほど目立たせなければ、その記述内容は忘却の彼方に行ってしまうか歪曲されてしまうのですね。

 

「朝の完全無欠コーヒーが満足感を与え、パフォーマンスを向上させる」ぐらいのことしか私の頭には残っていなかったようです。

 

こんなにも大量の栄養学的知識や生理学的知識が書かれていたとは、すっかり忘れていました。いや、当時は読んでも理解していなかったのでしょう。

 

食事>運動

なかでも運動に比して食事がとりわけ重要であることを思い出せたのは大きいです。

 

運動によって分泌されるコルチゾールというホルモンの値が高まると、血糖が上昇します。しかもそのままコルチゾール値が高い状態が続けば体重増加&筋肉減少をもたらすのだそうです。

 

私は今まさに、これに当てはまっているなと思いました。

 

以前にも増して身体は相当動かしているはずなのに、体重が減るどころか増えていくのです。

 

本来インスリンを分泌して血糖をコントロールしてくれる膵臓のβ細胞がバグっている病気(1型糖尿病)ですから、コルチゾール分泌による血糖上昇もダイレクトに影響を受けます。特にNike Trainingなどきつい運動をした直後はしばしば血糖値が200後半ぐらいまで上昇します

 

運動よりも、食事を見直すことが先決のようです。本書を読んでから1年以上の時間が流れ、どんどん食事への気遣いが放逸になっていました。

 

いろいろな健康本に載っている「良い食品」、たとえばヨーグルト、果物、ナッツなどを気の向くままに摂取していたこの頃の食生活は、完全無欠から遠ざかっていたと嘆かざるをえません。

 

数年前にしっかり結果を出していた、この本の方法に立ち戻る時が来たようです。

 

インプット即アウトプット

ちなみに再読にあたって、Day Oneというスマホアプリで逐一メモを取っています。

 

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読書ジャーナル



これはライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250から拝借した知恵です。

 

読書しながらメモをその場で残していくことにより、記憶の定着を助けます。

 

実はまだ全331ページ中110ページまでしか読んでいないのですが、スピードよりも熟読を優先しているためです。

 

メモを取るのは「この内容は残しておこう」と自分が思ったところだけです。丸写しではなく、一応自分なりの書き方を用いています。

 

能動表現と受動表現を入れ替えてみたり、少しオリジナルな表現を加えてみたり。

 

そうこうしているうちに、驚きました。読んだばかりのことをメモするだけで手が止まることがあるのです。

 

非常に低次元のアウトプットを行っているように見えますが、効果はてきめんのようです。何もメモを取らずに読み進めて行くよりもはるかに頭を使います。そして内容が整理して理解されるようになります。

 

たとえば「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」「オメガ3脂肪酸」などと用語がたくさん出てきても、自分の言葉で言い換えてメモする必要があります。その過程でどの言葉がどんな意味を持っているかは把握しなければなりません。

 

必然的に内容が頭に入ります。これは大きな効用でした。

 

本を読むのもインプットとアウトプットを同時にしつつ、生活改善もインプット(理論)とアウトプット(実践)を同時にこなしていきたいと思いました。