意見する人しない人
会社で職場懇談会というものがありました。
日ごろ感じている「ここをもっとこうしたらいいのに・・・」という改善の提言をする機会です。
対象はなんでもOKです。福利厚生とか社内システムに対する提言もアリです。
これは全社的に行われている取り組みなので、自分の部や課に限った内容は含まれません。
でも事前に意見のある人は記入する「提言書」にいろいろ書くことができます。そこで今回私は自分の課に対する提言を書いてみました。
何かと言うと、ある1人の課員が主動している問い合わせ内容分析の取り組みについて、廃止を提言しました。
こう書くと、その人(=20ぐらい年上の先輩)の取り組みによくも口を出したなと思われるかもしれません。
でもこれまで月1回集計・分析していたのが、実はこの1年ぐらいその人が忙しかったからか、ピタッと無くなってしまったのです。本人も「集計大変・・・」と言っていましたから致し方ありませんね。
ちなみに、かつて分析結果を課に公表していたころもその結果をどう業務に活かせばよいのかが不透明でした。私が入社したときにはすでにその分析の取り組みは始まっていたので、どういう目的なのかも分からず・・・。
上長はすぐさま私の提言を受け入れてくれました。こんなに早く廃止が決まるとは驚きでした。「言われてみればそうだな」という点をうまく突けたのは良かったです。
分析員の先輩はたまたまその場にいなかったので、これを聞いてどう思うでしょうね。
「解放された!」という喜びなのか「今までの頑張りは何だったのか・・・」という虚無感なのか。
それは分かりませんが、何はともあれ毎年一回のこの提言チャンス、活かさない手はないですね(別にいつ提言してもいいとは思いますが、制度的には年一回です)。
「今の環境に何の文句もありません」というのでなければ何かしら提言はあるはずです。
でも課の半分も提言者はいなかったんです。
被雇用者だって言いたいことは言わせてもらいます。黙っていては都合よく搾取されるだけに終わりそうで、なんだか落ち着かないのです。
自分の意見が通る(あるいは共感される)と相当快感ですよ。課員一人ひとりが考えている枠を打ち壊して新しいアイディアをもたらすためにも、提言はおすすめです。