Polyunus

ポリウーヌス(多と一):「日々改善」をモットーに、1型糖尿病患者が多面性を表現し、磨きをかけるためのブログです。

Hey! みんな元気かい?

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和田峠の有名な激坂(下りで撮影)

毎回お久しぶりです。数か月分の脳内を放出するつもりで、雑多に書きます。素人のポッドキャストラジオだと思って見てください。

 

みなさんどう過ごしていますか?

最近はすっかりコロナウイルスが世界を席巻していて大変なことです。

そんな折、頭に浮かぶのがこのKinki Kidsの曲タイトル「Hey! みんな元気かい?」。

 

Kinki KidsがコカコーラのCMソングで「永遠のBLOODS」を歌っていたころ、曲が好きでよくCD聞いてました。多分小学4~5年生ぐらいです。もう15年くらいは聞いてないのですがタイトルは頭に残っています。

 

ぼんやりとしたサビのメロディーに、このタイトルだけしか覚えてなくても今の時代にはとても響く良いタイトルだなと思っていました。さっき久しぶりに聴いて歌詞を見たらやっぱり良かったです。

 

みなさんどう過ごしていますか?

 

私はと言うと、相も変わらずロードバイクで荒川・江戸川爆走したり、ふと気分転換に近くの幹線道路を適当なところまでたどってみたり、「体重60kg台になるまで絶対に行かない」とあの日決めた都民の森に再チャレンジして友人ちぎって独りで脚をつかず無事上れたり、していました。

 

冒頭の画像は一人で和田峠に行って12%の勾配に悲鳴を上げて泣く泣く歩いて押したあと、下りで撮った有名な激坂です。このレベルの傾斜はまだ上れる気がしませんw

 

それから、すっかり音楽制作にハマってます。

note.com

自分好みのものしか作っていないので、自己評価は常に最高です。ギターと歌が無駄に上達してきました。ドラムは生で叩かず打ち込みに挑戦してます。

 

5月中旬に曲を作り始めてからこれまでに4曲公開しました。結構なペースです。

 

今日は5曲目を作っていました。すでにギターバッキングと歌詞とメロディは出来上がっているので、リズムトラックを打ち込んでベースを考えれば完成します。

 

承認欲求

Twitterで頑張って広めている最中です。でもこれがなかなかうまくいかないもので・・・工夫どころですね。オリジナル曲検索したりして競合分析もするんですけど、クオリティは"かなり"良いような気がします(性悪)。でもだいたいにおいて自分より「いいね」をもらっている人ばっかりなんですよね。本当に意味が分かりません(性悪)。

 

生来の人ウケの悪さが露呈している感覚を覚えます。自作曲の拡散以外の普通のツイートでも、あんまり「いいね」をつけてくれる人がいないような気がします。私と同じ1型糖尿病のほかの人が、持病で苦しんでいる系のツイートをするだけでいいねを3桁稼いでいるのを見てかなり疑問に思います。

 

「こちとら弱音も吐かずに持病を受け入れて淡々と生活しているのに?」なんて思いますw

 

自分のことをいけ好かないと思っている人がいるのでは?(まあ1人ぐらいいるとは思いますが)と勘ぐります。いけ好かない人にはいいね付けませんからね。あとミュートしている人にも。

 

また、ひょっとすると自分がレアタイプすぎて共感が得られないのでは、と最近では考えています。先ほど書いた「都民の森再チャレンジで無事脚付かずに完走!」っていう個人的感動体験よりも「妹が結婚するらしい」というツイートの方が多くのいいねを獲得しましたし。

 

表舞台に立つ人は人気商売ですが、自分にはなかなか向かなそうだなと感じました。

 

アイドルタイム

人気商売と言えばアイドル。最近はひょんなことからアイドル(DIALOGUE+)にハマっています。8人組の女性声優ユニットです。

 

YouTubeでDIALOGUE+の動画を色々見て、とにかく最初は曲の良さに触れて興味を持ちました。正直、聞いてるラジオのゲストで見たことはあったのですが、そのときは気にかけていませんでした。

 

UNISON SQUARE GARDENの田淵さん(代は被らないものの同大学同学部の先輩と判明)が楽曲プロデュースを担当しています。編曲にはMONACAの田中さんや広川さんが参加していたりとツボです。

youtu.be

 

楽曲の良さから入って、ありがたいことにYouTubeに大量に公開されている公式のアーカイブ番組でメンバー8人のパーソナリティを知っていきます。

 

みんな個性だらけで面白いのです、これが。FMラジオも毎週メンバー交代でやってますし、ラジオ好きとしては非常に嬉しいです。月曜23~24時なのでリアルタイムでTwitter実況しながら聞いてます。

 

DIALOGUE+(集団における)人格とラジオ(少数における)人格が違ったりするのが面白いですね。あるメンバーは集団においては子ども扱いされているのに、実は随一の読書好きでラジオならしっかり語れたり。

 

6月中旬にハマり始めて、下旬に行われたオンラインライブ(本編、メンバー打ち上げ放送、スタッフ打ち上げ放送)にはすっかり打ちのめされました。

 

大人が本気を出している、そこにメンバーが負けじと食らいついている感じでした。

 

オンラインライブ=オンラインでライブ映像を配信するという単純な予想はきれいに裏切られました。ストーリー演出やカメラワークなどに度々度肝を抜かれ、後半の「ぼくらは素敵だ」という曲では涙を流しました。

 

そもそも広川さん編曲の劇的に素晴らしいコード進行なのが元から好きだったのですが、オンラインライブの演出がまたすごかったのです・・・。これは9月のBlu-ray発売を待って共に確かめましょう。

 

ちなみにコード進行と3声コーラスはコピーしたのでこちらで聞けます。

www.youtube.com

 

そんなDIALOGUE+、ラジオでは田淵さんセレクトの曲が数曲かかります。そこで知った別のグループもすごく良くて、今ハマっています。ukka(旧:桜エビ~ず)です。

 

やっぱり曲の良さから入るしかないのと、良い曲が出続けないことには応援を続ける理由がなくなりそうな気がしているのですが、ukkaもとても曲が良いです。

 

2019年のアイドル楽曲大賞1位に輝いた「それは月曜日の9時のように」はド名曲です。特にこのライブ映像がお気に入りです。

youtu.be

 

編曲のONIGAWARA、名前こそ知っていたもののこんなにストライクな曲を書く人たちだとはまったく知りませんでした。恐れおののいてCD借りまくりました。

 

90年代特有のキラキラした感じが詰まっていて、良いです。明るくてポップな曲が好きな人にははまると思います。彼ら名義の曲だと「シャッターチャンス'93」が特にお気に入りです。

youtu.be

 

ちなみにukkaは天下の渋谷TSUTAYAにすらレンタルが置いてなかったので自宅近くのタワレコでアルバムとシングルを1枚ずつ買いましたw

 

言語化の権化

言語化おじさんこと鷲崎健さんがラジオで最近語っていたのは、アイドルは愛情を注ぐ対象とのこと。「何かに愛情を注ぎたい」という人々の欲求に応えるエンタメなのです。

 

なるほど必ずしもビジュアルが優れているとかパフォーマンスが優れているとかいうことは要らないのです。それは実は本質ではないのですね。今、とても分かります。

 

さてせっかくなので私がDIALOGUE+(とukka)にハマった理由を簡単に言語化してみようかと思います。

  • 曲が良い

言わずもがな。作家も大勢参加していてバラエティ豊かです。いつか楽曲提供してみたいという思いを強めます。

 

  • 人数が多すぎない=8人

曲が良くてハマってファイナルライブのBlu-rayまで買ったWake Up, Girls!は7人。人数1桁が個人的には限界です多分。ちなみにukkaは6人です。

 

  • 個性が強い
  • TVバラエティ的な意味で面白い

ボケ担当、オタク、いじられ担当、プロレス好き、6歳児、涙もろい、天然、サバサバ・・・個性が見えるということはそれなりに自己開示できているということの証なのでしょうか。良いと思います。

 

  • 仲が良さそう
  • 「卒業」が無さそう

DIALOGUE+「ぼくらは素敵だ」には「一人でも欠けちゃったら嫌だから」という歌詞があるくらいなので、きっとメンバーチェンジは無いのだと思います。メンバー追加ならまだしも、卒業は想像するにちょっと残念な気がします。ukkaはメンバー追加がこれまでにありましたが、卒業はないのでいいなと思います。

グループ自体を生命体としてとらえるのではなく、個々人を見ているからこそこんな風に思うのかもしれません。もちろんグループ自体がメンバー交代を経て生命体として変化していくタイプのアイドルに文句つけているわけではなく、個人の好みの問題です。

 

  • 成長が感じられる

「ぼくらは素敵だ」を自分でコーラス含めて歌った人間には分かるのですが、難しいですw

ライブでもコーラスは(3声でないにしても)本人たちがリアルタイムで担当しているため、楽曲に期待されるパフォーマンスレベルは相当高いと思います。振り付けとか見ていて恐ろしく難しそうです。

それらを1つ1つ、制作サイドが「さすがに無理だろう」と思ったところを越えてくるのが頼もしいです。

 

ポップの糖衣

私の趣味もあるのですが、ポップなものが好きです。高校時代にハマったCymbalsがきっかけかもしれません。

 

あえて具体名を出して言うと、いかに流行っていようとEDMとか好きになれないんです。暗い音楽や、ゆったりすぎる音楽も苦手です。もちろん、時と場合によって刺さるものもありますが。

 

基本的には明るくて、コード進行がきれいで、歌詞の内容が楽しくて、テンポが速い曲が好きなのです。

 

音楽に限らず、自らも意識的にポップであろうとはしています。Twitter人格はいつのころからか明るく振る舞うよう努めているので、滅多なことではネガティブ発言はしません。あまり見たくないので口の悪い人やネガティブな人はミュートにしています(目に余る場合)。

 

そんな表層と関係なく、内面(感情)は全然おかまいなしに振る舞います。だからこそ先ほど書いたように「自分の曲の方が良いのでは?」と思ったりしますw

 

ブログは特に気にせず書いてもいいかなというタガの外れた感じで書いております。どこかで吐き出さないと溜まる一方なので。

Twitter→ポジティブに日常

note→音楽

blog→全部

みたいな使い分けでしょうか。

 

たまには真面目なことも書けるぞ、というところを見せておきましょう。

 

自殺は善か悪か

悲しいことにSNS絡みの問題か、芸能人のショッキングな自殺ニュースが相次いでいます。

 

仏教10年選手の私なりに語ってみます。※完全に正しいかは自信がないので、ホウクフィルターがかかっていることを念頭に置いてください。

 

まず、自殺の善悪ですが、仏教では自殺を善悪で語りません。賢愚で語られます。結論を言えば自殺は愚かだと教えられています。

 

でも世間的には賢い人が自殺するんですよね。たとえば芥川龍之介とか川端康成とか、つい数年前で言えば西部邁とかです。

 

真意は知りませんけど色々(一般の人の何十倍も)考えたあげくに、それほど考えてもなお生きる意味が分からないからではないかと思います。つまり普通の人が気にも留めずに生きている、そこを深く考えてしまって絶望するというシナリオです。

 

かく言う私自身も、仏教学ぶまでは人生の意味なんて考えたことはありませんでしたし、それに悩んで聞き始める人を見ると真面目さに感心してしまいます。

 

確かに、気がついたら人間でした。誰に頼んでもいないで生まれたうえに、生きるのはコストがかかります。楽しいことももちろんあるけど苦しいこともあります。何より生きるコスト―衣食住をはじめとする生活費―を支払うためには基本的に労働しなければなりません。

 

そこそこ収支は大変、でもまあ仕事はあるし暮らしていくことはできる、という人(私もこのレベルです)なら人生ゲームの全貌を考えずにプレイしていくかもしれません。

 

しかしこれが、今まさに逆境でどうしようもなく追いつめられている人だとどうでしょう。

 

苦しくても筋トレみたいに目的があればしのげるんです。ダイエットみたいに、楽器の練習みたいに、スポーツの練習みたいに。でもこの人生の逆境の先に何があるのか・・・?

 

人生ゲームの「上がり」は残念ながら死です。科学技術がいくら進歩しても変わらない共通ルールです。

 

この全体像を察知できてしまう鋭い嗅覚、頭の良さが「だったらさっさとくだらないゲームをやめるか」という思考に結びつくのではないでしょうか。

 

ところで、冒頭に自殺は愚かだと書きましたがその理由を述べましょう。それは人生に目的がある(と仏教に説かれている)からです。そして人間に生まれなければその目的は果たせないからです。

 

一般に知られている話かもしれませんが、仏教の生命観というのは輪っかのイメージです。六道輪廻とも言われます。本当の私(阿頼耶識という生命の流れ)が生まれ変わり死に変わりして六道を巡ります。

※ちなみに仏教って言葉にできない世界を言葉に無理やり表したりすることがあるので、今回の例で言えば6つの世界で教えられたり5つの世界で教えられたりします。つまり本当は段階なんて無制限にあるということなのだと思います。

 

六道(六界):6つの世界

①地獄界:最も苦しみが強い、最も衆生(≒生命?)が多い

②餓鬼界:食べようとしたものが目の前で青白い炎になって消えるような、餓えに苦しむ世界

③畜生界:動物や虫たちの弱肉強食の世界

④修羅界:争いの絶えない世界

⑤人間界:苦しみと楽しみが半々ぐらいの世界←今ココ

⑥天上界:楽しみの多い世界

 

①~④だと苦しすぎ、⑥だと楽すぎるので仏教が聞けません。⑤でのみ仏教が聞けて、そこに教えられている人生の目的を達成することができます。するとこの六道を抜け出し(六道出離)て往生成仏できます。

 

六道を回っているうちはずっと苦しみ続けるんです。「地獄に堕ちるものは十方世界の土のごとく、人間に生まれるものは爪の上の土の如し」とも説かれているぐらいなのできっと人間界の100年程度とは比較にならない多くの時間を地獄で過ごすのでしょうし、人間に生まれている間なんて川の流れにおける一つの泡みたいな儚いものです。そしてそのマシな人間界ですら我々は現に苦しんでいます。

 

だからこの六道を抜け出さなくてはならないのです。そのタイミングが人間界にしかないという、超絶ハードモードの一条件を私たちは満たしていますw

 

だからこそ、その可能性を自分で潰す行為が愚かと言われるんですね。

 


 

ここまで言うと、「まるで仏教にしか正解がないみたいな偏ったこと言ってるな」と思われるかもしれません。そう思われても仕方ないとは思うのですが、10年ぐらい聞いててこの教えが尤もらしいと私は感じているのです。

 

世間の「宗教」(という訳語は仏教から出た単語をほかのものに当てはめただけであると聞いたことがありますが)は現世利益、つまりこの世の幸福が目的だと思います。「人間関係うまくいってませんか?○○のわざで・・・」とか「拝めば心が落ち着く」とか。

 

仏教だって99%ぐらいの書籍で語られているのは同じレベルだと思います。怒りを鎮める方法とか人づきあいをよくする方法とか、つまりハウツーです。

 

ではなくて私の学んでいる浄土真宗はWhyを問題にしています。

 

たまたまこの教えから入れたのでよかったなと感じますが、結構「○○→△△→××と色々新興宗教に救いを求めましたがどれもダメでした」という人を浄土真宗親鸞会の中で見ます。

 

なんというか、最終的には確かに言語や科学で説明のつかない(それよりも絶対的なものなので当たり前なんですけど)領域の話なので「宗教っぽいやつは全部うさんくさい」と思う人はそう思うのでしょうけど、私は「じゃあ何かほかに良いものがあるか?」と返します。

 

一応仏教のゴールを記しておくと、聴聞していき、阿弥陀仏の本願によって往生一定(死ねば極楽に生まれる身にこの世でハッキリ定まる)することです。その体験は本人にしか分からないので、私にもまだ分かりません。

 

尤もらしいから聞いています。「本当か?」→本当かつ達成できたなら素晴らしいですし、嘘だとしてもほかにより良い案が無さそうなので結局聞き続けています。

 

色々頭で考えて「そんな非科学的なものは受け入れられない!」ということで頭の良い人は逆に仏教を聞けないとも説かれています(世智弁聡の難)。本当は人間(や、それが生み出した科学・言語)に真実を理解説明できるほどの智慧は無いからなのですが・・・。

 

私はそこまで頭が良くなくて良かったですw しかし、大学は田淵さんと一緒ですし馬鹿でもないはずなので狂人の戯言以上のものは感じ取っていただければ幸いです。

 

あとがき

自殺のニュースを聞くと「ああ、もっと早く仏教を世の中に広めなければいけないな」と思わされるのでついに書いてしまいました。

 

今後も何かのきっかけでこういう自分フィルターを通した世の中について語る記事を書くかもしれません。すっかり長くなりまいましたが、また次回!(このカッコ書きも含めてぴったり7000文字とカウントされました)