Polyunus

ポリウーヌス(多と一):「日々改善」をモットーに、1型糖尿病患者が多面性を表現し、磨きをかけるためのブログです。

マニュアルの無いマニュアル炊飯

手間暇かけて土鍋で玄米を炊いてみました。

 

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父からもらった玄米です。

 

使った土鍋はこちら。ハリオの1合炊き土鍋です。

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HARIO ( ハリオ ) フタ が ガラス の ご飯釜 1合 萬古焼 炊飯 土鍋 GN-150B

HARIO ( ハリオ ) フタ が ガラス の ご飯釜 1合 萬古焼 炊飯 土鍋 GN-150B

 

 

土鍋を買ったときに付いてきた取扱説明書には白米を炊く方法が載っています。ただ、残念ながら玄米に関しては載っていませんでした。

 

白米の場合は1合(180ml)に対して水220ml、強火で10分あるいは蓋が鳴り始めたら火を止めて15分蒸らす。以上です。

 

圧力鍋みたいに、蓋に空気穴がついていて、沸騰してくると笛のような高い音が鳴り始めるのです。それが一つの目安になります。

 

書かれている通りにやっても激しい焦げつきができてしまうことはありました。初期のころにそのような経験をしたので、いくらか水を増やして調節しました。そうするとふっくら美味しい完璧ご飯が完成します。

 

試行錯誤

玄米の場合も同様です。今まで食べていた玄米は、パルシステムのパック製品でした。

item.pal-system.co.jp

「浸水不要」「水加減は白米と一緒」を謳っていたので、その通りに白米と似たような炊き方をしてみたのです。

 

・・・大失敗作が誕生しました。

 

シャバシャバになりました。おかゆより水分が多いくらいです。仕方なくそのときはおかゆを想定して塩を振って食べましたね。

 

1パックが「1合」と書かれているのですが明らかに普通の1合=180mlより少ないのが原因かもしれません。

 

そこからは試行錯誤で少しずつ水を減らしていきました。結果、玄米1パック(120g)に対して水60~70mlにすると最適であることが突き止められました。1度目の失敗から3分の1程度の水加減です。

 

さて、そんな失敗と成功を経て、この度は普通の玄米を炊くというチャレンジです。

 

まずは1合(180ml)を量って・・・

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もみ洗いします。

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白米と違って普通に洗っていても水は濁りません。玄米の粒同士をこすりつけるようにして強めに洗います。すると表面に傷がついて水をよく吸うのだそうです。

 

強めに洗うと↑画像の感じで水が濁ります。そうしたらその水を捨ててきれいな水に入れ替えます。

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ここが肝ですね。実は初めてパックではない普通の玄米を炊いたときに「玄米のかさ×1.5倍」という情報を見て挑戦したところビチャビチャになってしまったことがあります。

そこで今回は白米と同じ220mlで調整しました。いざ勝負!

 

水を入れたら少し塩を入れて浸水させます。だいたい調べてみると4~6時間です。ここでは5時間半ほど浸けました。

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いよいよ着火。鍋肌から火が飛び出ない程度に強火にします。

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とりあえず10分間無心で待ちました。タイマーが鳴り響いて駆けつけてみると、沸騰はしているのですがまだまだ水だらけでした。

 

ここは経験と勘で、「あと5分続けよう」と判断しました。

 

火加減も、水加減同様きわめて重要です。土鍋の場合は火を止めてからも保温効果が高いので、しばらく沸騰し続けます。したがっていつ火を止めるかが分かりにくい点に注意です。

 

合計15分火にかけて、止めました。その後15分間の蒸らしタイムです。先述したとおり、まだ水がたくさん残っているのですが沸騰が続くのでどんどん減っていきます。

 

吉と出るか凶と出るか・・・。結果は吉でした。

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かなり良いです。表面に水が見えていないので。

 

ただしかき混ぜてみると底の方に水がかなり残っていました。ここからは力技で微調整。水を蒸発させるためにかき混ぜて、蓋を取ったままにしてしまいます。

 

これも土鍋の保温効果のおかげか、想像以上に水分は失われていきました。

 

そしてようやく、食卓へ―

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いや~、こうして手間暇かけて作った玄米の味は格別です。固すぎず柔らかすぎず、水分含有量もちょうどよかったです。

 

おかずもおいしくいただけました。九州産黒毛和牛と国産パプリカのローズマリー炒めです。

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土鍋のある生活、おすすめです。