我が身の自動運転
このところ会社で問い合わせ対応していて、直感的に判断できることが増えてきました。
たとえば障害対応中、エンジニアと会話している中で「あれが原因ではないか?」という思考がふとできるのです。
あるいは会話だけで分からない場合は画面共有&遠隔操作で調査させてもらいます。このときも、サーバー上で何気なく色んな画面を見ているとひらめくことがあります。現地に行かなくてもこのような対応ができるなんて便利な時代ですよね。
3年くらいかけて知識と経験を積み重ねたおかげで、色んなシステム状態のパターンとそれに対処する方法が備わったのだと思います。
AIにたとえれば、教師データをたくさん食べたわけです。
おかげさまで「速い思考」ができるようになった、意識せずとも行動を繰り出せるようになったのではないでしょうか。
基礎体力
仕事中だけで見ても、ほかにも例はあります。
今の世の中、仕事でパソコンを使わないという人はいないと思います(一部を除いて…)。
色んなショートカットキーは、やはり覚えておくに越したことはありません。
そんなパソコンのキー操作も慣れるまではおぼつかないものですが、慣れてしまえば無意識に手が動いています。
私の場合はEndキーとHomeキーが癖になっています。テキスト編集において地味に活躍してくれます。右矢印を打ち続けるのとEndキーを一発叩くのとでは明らかにスピードが違います。
そこにCtrlキーも同時押しすればテキスト全体の頭に戻ったり、最下部に行ったりできます。
キーが少し遠いので最初は戸惑いますが、何度もやっているうちに気にならなくなります。しまいにはこの方が心地よくなります。
それから、もっと根本的な話をすればタイピングそのものが無意識にできるべき筆頭科目です。
私は幸い中学時代にオンラインゲームで培ったタイピングスキルが今に役立っています。
タイピングって現代ではあらゆる仕事のスピードの根幹だと考えます。メールにしても資料作成にしても、タイピングのスピードと正確性が効率を大きく左右します。
それにしては大人になってからタイピングゲームみたいなものがないがしろにされている(取り沙汰されない)ような気がします。
意識せずともキーボードをなるべく見ずとも、大量の情報を打ち込めたほうが効率が良いに決まっています。
また、テキストエディタも同様に重要です。私はマイクロソフトのVSCodeを使っています。
Visual Studio Code - Code Editing. Redefined
行コピーとか正規表現による検索とか同時選択とか…工夫次第でやりたい作業を効率化できる機能が備わっていて素晴らしいです。
新しいツールを使うときは学習コストを伴うものですが、それを投資と位置づけて乗り越えることで圧倒的に楽になります。
今やこのエディタであらゆる仕事上のメモを取っています。
いくらかの初期コスト(めんどくさい気持ちや、学習にかかるコスト)をおしても、身になることはやっていきたいです。
続けるうちに心理障壁は下がりに下がって、いずれ自動運転状態になるはずです。