Polyunus

ポリウーヌス(多と一):「日々改善」をモットーに、1型糖尿病患者が多面性を表現し、磨きをかけるためのブログです。

見た目より機能

昨日この本を読み終えました。

Amazonの本ランキングで高かったのでどんな本だろうと、一部試し読みできるページを読んでみたところ面白そうだったので買いました。

どうすれば効果的なデザインになるのか?
色の使い方、フォントの使い方、写真の使い方…などなどフルカラーで書かれており目に楽しい本でした。

仕事柄、資料を作ることは多々ありますから役立てたいところです。

■まずターゲット
効果的なデザインをするにはなんと言っても目的が大事です。言われてみれば当たり前なんですが意識できていないなと感じました。

普段作る資料で、「こういう人たちが読むことを想定して、色使いを暖かめにしよう」とか、「本文は一行の文字数が30程度になるようにしよう」とか、全然考えていませんでした。

すべてフィーリングです。目的なく「きれいだから」「かっこいいから」といった感覚です。

本書には同じことを表現するデザインにも「いいね!」の例と「惜しい!」の例が載っていたりして比較しやすいです。

細かい気遣いが効いてくるなあと感心させられました。

特に驚いたのは、破線を使うときに対称性を保つという美意識です。

四角い枠を作るときには、四隅が対称性になるように破線の長さ(途切れ具合)を調節するのです。

普段手順書を作っているときにここがずれてしまい、「なんだか気持ち悪い」と思っていたのが見事に言語化されていました。

こうした細かいポイントはいくつもあって、さっと読んだだけでは身に着かないので、事あるごとに取り出して参照する本にしたいところです。