Noise Reduction
先日ご紹介した本『毎月5000円で自動的にお金が増える方法』に潜在意識の話が出てきました。
潜在意識を書き換えるために挙げられているいくつかの方法の中に、「受け入れる情報を制限する」というのがあります。
これを会社で早速取り入れてみました。
どこに取り入れたかというと、メールです。
メールは毎日使う重要なコミュニケーションツールですが、一方で大量の要らない情報も送られてきます。
たとえば…
・広告
・社内情報
・課内情報
・プロジェクト情報
など。
色んなスコープがありますね。
イベントやセミナーに参加すると、大体広告メールとの共同生活が始まります。
会社に入っているからには全社的な情報、たとえばイチオシの製品情報などが有象無象の一人としての私にも送られてきます。
組織単位が細かくなっても構図は一緒で、課の中にいても何かしら送られてきます。
あとはバーチャルな組織であるプロジェクト単位ですね。プロジェクト立ち上げ当時は関わっていたけど今は幽霊部員…なんてことはままあります。
こんな風に、不必要な情報が日々自分宛てに送られてきています。それに対してわずかとは言えコスト(認知、判断の労力)を割きます。ここでは要らないメールなので判断=無視あるいは破棄となりますが。
脳内メモリがもったいないので早速思い立って情報を制限し始めました。
まず、絶対に私の裁量では導入できないような製品の広告です。「配信停止」ボタンを片っ端からクリックしました。
そのたびに謝られたりお礼を言われたりして、複雑な気持ちになりましたよ。
さてスッキリした後は、ここからが注意なのですが社内情報の受け入れ制限に取りかかりました。
全社的に流れるメールは、大体送信元がバーチャルなグループアドレスなので、それをトリガーにしてフィルターにかけました。
具体的には、私の会社ではOutlookを使っているので新しいルールを作って「広告メール」フォルダーに飛ばします。
さらにドリルダウンして「課」や「プロジェクト」に踏み込むのは少し慎重さが増します。
ルールの作り方を誤ると、本来必要なメールまで飛ばされてしまいますからね。
ある程度大丈夫だろう、という安全圏レベルでフィルターを設定しておきました。「これは明らかに自分とは関係ない」というものをうまくフィルターにかけるようにしたのです。
ここまでやると、情報がだいぶ少なくなって頭がクリアになりました。
今まで、不要なくせにメールが届いた瞬間通知が表示されたりして脳内メモリを奪われていたのです。「広告メール」フォルダーに放り込む対象のメールは、デスクトップ通知を表示しない設定にすればそれも解決です。Outlookならそんな設定があります。
■力技
でも本当に必要なメールが大量に届くのであれば、メールチェックの「時間」で制限をかければいいと思います。
私はドキュメントを集中して作りたいときなんかはメールソフトを閉じます。
閉じればメールがいくら来ても分からないので、無駄な脳内メモリを割くこともありません。あとシステム的なメモリも使わなくて済みますね。
ある意味勝手に飛んでくる「メール」という存在。だからと言って受動的な態度を取るのではなく、能動的に取捨選択する工夫をしてみるのはいかがでしょうか。もしかすると快適な仕事環境を手に入れられるかもしれませんよ。