デジタルネイティブng
少し前に先輩(40後半)とたまたま1対1でお昼を食べました。
ほかの先輩との大勢の食事でもたまにある、健康状態の良し悪し(人間ドックの結果など)の話から、「子どもの頃は時間が長かったなあ」という話になりました。
うろ覚えながら、生まれてから20歳までの体感時間と20歳から65歳までの体感時間は等しいということを言いました(ジャネーの法則というんですね)。注:不正確なまま記載しています。
そう言うと「確かに最近、自分が生まれた年と太平洋戦争があった時代の差より、入社してから今までの時間のほうが長いと気づいてびっくりしている」と言われました。
なるほど、それだけ今の体感時間が短いということでしょう。
その流れで「あれ、ホウクくん今何歳?」と聞かれました。それに答えたら「まだそんな年か!若いのに同じ仕事していてすごいね」と。
もちろん厳密にやっている仕事の質は違いますが、確かに言われてみればそれなりに難しいことをやっている感覚はあります。
これからITがさらに進歩して、そんな傾向が顕著になっていくのだろうなと一人で考えていました。
技術というものは「稼げない」「つまらない」仕事から先に人間を代替していくようです。
昔の人がやっていたであろう仕事はどんどん効率化されて、高度な仕事が残っています。
手書きの議事録→エディタ、タイピング
お茶汲み→自動販売機、ウォーターサーバー
コピー取り→各自の印刷
昔の仕事があまり浮かばなくて難しいですが…。
でも、そういうことなんですよね。昔の人が当たり前にポケベルを使っていた時代の仕事を、私は知りません。
現在の仕事がすべての基準になっています。
いわゆるデジタルネイティブです。小学生のころからホームページを作ったり、中学でオンラインゲームに明け暮れたり。
思えばあのときチャットで培ったタイピング技術はかなり重宝しています。周りを見渡しても私より速い人は目にしません(逆に遅い人は目に入ってきます)。
それが当然のレベルとして仕事しているので、上の世代から見ると「急に飛び込んできてよくやるなあ」という感じなのかもしれません。
私たちの世代ももちろんうかうかしていられず、次の世代が飛び込んでくるのだと思います。
努力でどうにもならないかもしれませんが、負けないように気をつけます。