雑念の向こうに
- 作者: スティーブン・R・コヴィー,フランクリン・コヴィー・ジャパン
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: ハードカバー
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半年前くらいに購入して、長らく手付かずとなっていたり試験勉強に切り替えたりして時間がかかってしまいました。
もはや前半部分があやふやなので、再読はします。
後半を最近読んで、感じたことでも書いておきます。
■ゼロサムゲームからの脱却
シナジー(相互依存による効果)について書いてありました。
私たちは誰かが得をするために、必ずしもほかの誰かが我慢をせるという必要は無いのです。
裁判沙汰になるようなバチバチの戦いに見えても、実は当事者に聞いてみると互いに「話し合いで和解できるならそうしたい」というケースがあるようです。
人間は本来協力に向かうようプログラムされているのかもしれません(著者もそんなことを書いていたような)。
つまり幸福や価値の総量というものは一定ではなく、ある意味で無限なのだと思いました。
しかしよく考えるとそれも当然なのかもしれません。なぜなら幸福や価値を測るのは人間ですからね。
理解されたいならまず相手を理解しようと努めることで、本当の相手のニーズが見えてきます。そこに第三の解決策、つまりWin-Winとなる最適解が見つかるというわけです。
選ぼうと思えば妥協(Lose-Win)は簡単に選べますが、Win-Winを目指して本当の解決に向かうのがベストです。
本書の中にはいくつもの具体例が出てきて、気持ちいいくらいに物事が解決していくさまを頭に描いて、楽しくなります。
そのとき解決の仲介人となる人間が、非常に魅力的ですよね。こじれにこじれた難題の中に切り込んでいって、解決して去っていく…とてもスマートです。
実践するために、まずは相手の言い分を理解することに徹し、第三の解決策を見つけられるような柔軟な発想力を持つように心がけようと思いました。
■ハードウェア更改
それから、こういう人格を高めるための本で肉体的健康の話がでてきたのにハッとさせられました。
やはりハードウェア(肉体)とソフトウェア(精神、内面)は密接な関係にありますね。
第7の習慣「刃を研ぐ」です。
また、自分の考えを論理的に説明する訓練として日々文章を書くのが良いそうです。
そうです、やっててよかったブログです。
ですが最近は何を書いていいのやら、どう書いていいのやらで考える時間が長くなってきたので、そろそろ方法論でも学んでみようかなと思いつつあります。
というのも、ライフハックアイテムを調べていたのがひょんなことからこんな記事にたどり着いたからです。
文章を読んでいて、確固たる軸があるなあと思いました。ブログでお金を稼ごうと考えたことはほぼ無かったのですが、稼いでいる人のやり方を参考にして質が高まるのは良いことです。
この方の言っている「自分にもっと正直になる」「自分の可能性を信じる」って大事だなあと感じました。自分に嘘をつきながらごまかしごまかし生きている部分って、多分気づかないレベルでもありそうです。
おもしろい世界が待ち受けていそうなので、ちょっと文章力の本とかブログ運営の本とか興味が出てきました。
そのうち読んでまた感想をこちらに書きますね。