期待値の計算
家で解くのに2時間かかる過去問(ネスペ)の勉強をしていたら呼び鈴が鳴りました。
インターネットショッピングはしていないはずなので、何かな〜こわいな〜と思いつつモニターに目をやると配達員が。
簡易書留で電気会社からゆるキャラの書かれたポップな封筒で何かが届きました。
何の郵便だろうと思って過去問を解き終わったあとに開封してみたら、なんとクオカード1500円分でした。引っ越しと同時に契約したので、そのときのキャンペーンだったようです。
思わぬサプライズに嬉しくなりました。
■揺らぐ価値基準
逆にお金をもらってもガッカリすることがあります。
それは会社の手当です。
意外と思われるかもしれません。
何の手当かというと、業績が良かったときに出る手当です。この前は社員一律1万円で、そこから税金が引かれて8000円だか9000円だか、でした。
突如降ってくる金額としては悪くないですよね。何よりさっきのクオカードより数倍の価値が実際にありますし。
しかし、ガッカリするんです。
なぜならボーナスで大金を受け取った直後だからです。
ボーナス支給のときに「業績良いから別途手当も支給します!」と言って期待を煽ってくるので、詳細も確かめずに期待してしまいます。
が、それほどの額でもない(と思ってしまう)ので期待が見事に裏切られます。
いかに普段、相対的な価値基準で生きているかがわかります。
こんな話も聞いたことがあります。
あるレストランでランチにデザートが付いてくるメニューがありました。
デザートに期待してそのメニューを頼むと…期待したほどでもなく顧客はガッカリでした。
そこでそのレストランは「デザート付き」を隠すことにしました。
すると、食事を終えた顧客が運ばれてきた想定外のデザートに喜んだというのです。
もちろん値段は同じ、提供内容も同じです。
違ったのは期待値のかかり方だけですね。
ここをひと工夫コントロールするだけで大違いということを知りました。
物事の順番って大切ですね。
※ちなみに糖尿病患者としては事前に食事の量から打つ注射の量を決めるので、あらかじめデザートがあるなら知りたいです。どうでもいいですけど!
(今年の経過)3/4の順調な残業
9月も終わりですか。
残念ながら今月は残業時間マイナスを作り出せませんでした。
病院早退が無かったのと、会社の半休制度の例外となる繁忙月だったためです。その代わり7〜9月に1日取れる夏休みを取りました。
これまでにストックしてあった残業マイナス4時間を、今月きれいに消化する形で4時間残業しました。したがってプラスマイナスゼロとなり、経費にやさしい残業代ゼロです。
■月間報告
今月仕事では何をやっていたかと言えば、多くはドキュメント作成でした。
ある製品に関する既知情報をまとめたものです。
今月までの目標としており、なんとか本日社内公開できました。ギリギリになるものですね。
そして案件の打ち合わせや構築作業などにも何日か行きました。今週の岡山出張もその一つです。
資格の勉強を移動中にやったりしていたので実働はとても短いです。そういう点では今月も人より働いていないですね。
残りは問い合わせ対応とイベント参加(一日)ぐらいでしょうか。
先日書いた新しい分野「AHV」の検証はなんと今日になってようやく着手できました。本格的にはまた来月、です。
Linux(KVM)ベースの技術なので、思いっきり知らない道に迷い込んだ感じです。実際に触り始めると次から次へと分からないことが出てきます。
それがおもしろいところでもあるんですけどね。
次月の成長ぶりに、こうご期待…?
Avoidance Guidance
トラブル対応で2時間ほど遠隔地のお客さんとやり取りしました。
本部系の人間が本来やらないことなんですけどね。まあ拠点のエンジニアも多忙でしょうし、代わりにやっていました。
簡単に状況を聞いてはいたのですが、それだけでは解決策が分からず「まずは環境を調査させてください」となったわけです。
サーバーの操作をこちらからでも行えるように許可してもらい、作業しました。
長いこと対応し、先輩にも知恵を借りて、なんとか妥協点まで持っていくことができました。
何回も思ったことがありますが、やはり人に相談すると自分の思いもよらない解決策が出てきますね。この点は集合体として活動することのメリットを感じます。
■見えない不安
不安は、それを認識した時点でいくらか程度が落ち着くと聞いたことがあります。
そうです、出ましたメタ認知。相変わらず汎用性あって強いですね。
この対応を拠点エンジニアから依頼されたときは、漠然とした不安がありました。トラブルなので当然ではあります。
でも、何を解決すればいいのか冷静に洗い出して、その対処策でもうまくいかないときの代替策までストックしておくとだいぶ心に余裕ができます。
今回、問題の数は2つでした。そのうち片方は事前の情報から社内検証を行い、解決方法をストックしてあったのでもはや不安要素ではなくなっていました。
もう片方は結構厄介でした。いろいろな対応を行ったり原因切り分けを行ったりするなかでようやく「妥協できるレベル」まではたどり着けたという感じでした。
■戦闘と回避
前にも書いた、戦闘と回避で言えばトラブル対応は基本的に戦闘です。
起こった問題に対する最適な解決策を探り出し、直球勝負で解決するためです。
ですが、毎回そう簡単に解決策が見つかるとは限りません。そんなときにお客さんが「それなら仕方ない」と言って運用で回避してくれることもあります。
会社に入って間もない頃は、あらゆる問題を戦闘によって解決しなければならないと強く思っていました。でも現実世界は意外としなやかだなと今は思います。
「使い方を変えて回避します」というのはなんとしなやかな考え方ができるのだろうと感心します。
コミュニケーションを取るにあたって、この考え方ができる人同士だと非常にやりやすいです。
「仕様通りでなければダメ」という頑固な針穴に細い糸を通すために努力するよりは、針に糸を接着剤でつけてしまうぐらいの柔軟性があったほうが気力と時間を節約できるでしょう。
幸い、職場には回避モードの方がたくさん、お客さんも比較的そうです。
私個人としても生活の中でサービスを受ける側になったときに、サービスレベルが下がったとて軽やかに受け流せるくらいの器を持ちたいです。
有限を楽しむ
岡山に出張でした。とある案件で夏ごろから何度か来ていたのですが、今日で一段落しました。
もうあまり来ることは無いのだろうと思います。
地方都市とかローカル線に揺られるのって素晴らしいです。
こういう楽しみはサラリーマンの特権だなと思います。
少し考えたのですが、多分「普段拘束されている午前中を移動だけで贅沢に使える」っていう喜びがあるんですよね。
もしこれがお金と時間の自由を手にした未来の自分だったらどうだろうかと思いをめぐらせてみましたが、こんな楽しみ方はできないでしょうね。
昔プロアクションリプレイでポケモンの中の所持金を無限にして遊んでいたのを思い出します(前にも同じことを書いたかも…?)。
あのときは、急につまらなくなりましたね。努力してやりくりするのが楽しみにつながっているのかもしれません。
日常が時間的に不自由だからこそ、出張という非日常イベントで時間の自由を感じるわけです。
帰りは定番と化した「吾妻寿司」です。無添加で美味しいお弁当が駅中に売られていて最高です。
■物語の創造
人間の不思議なところですが、やっぱり一つの事実に対して勝手に物語を想像してしまいますね。
帰りに食べるお弁当がもし、会社から支給されるお金で買えたら…。
多分自腹ほどは有り難みをもって食べられなかったことでしょう。
モノそれ自体が楽しいのではなく、体験を「楽しむ」という能動的な感じがします。
この構造をメタ的に俯瞰しつつ、なるべく多くのことを楽しめるようにしていこうと思いました。
小さな我が家のCFO
会社の先輩(40代子持ち男性)がお昼休憩中に食洗機をプレゼンしており、まんまと欲しくなってきました。
その先輩は家電(デジタルもの)が好きで、ルンバとか食洗機とかスマートウォッチとか、かなり導入しています。
食洗機もルンバもそうですが、まず人間の仕事を代替してくれます。工数削減につながりますね。
そして食洗機の場合、実は長い目で見ると水道代が節約できるのだそうです。
家庭環境にもよるでしょうけど、メーカーの試算では2年で初期費用(食洗機の価格)が回収できるらしいです。
そうやって長期的視野を持って生活を眺められるのは良いことだなあと改めて思いました。
私は一人暮らしなのもあってどのくらいでコスト回収できるのか不明ですが、それでも少なくとも工数削減できるのはありがたいです。
あとあの「洗い物が溜まっている…」という負の感情も抱かずに済みます。
聞いていると、高温の水で洗浄するので殺菌効果も見込めるとか。
ちなみに調べると初期費用は5万円〜といった感じです。
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あとは既存システム(食器かご)との互換性(設置スペースの兼ね合い)の問題です。
ただ、ここもよく考えてみると食洗機に一本化できるのなら、既存のかご廃棄でおしまいです。
むしろ狭いシンクに関係なく、洗うスペースが新しく生まれることになるので嬉しいことしかないのでは…?
次のボーナスが出る冬には手もかじかんで来る頃でしょうから、洗い物代替ソリューションとして設置を検討してみます。