break
9月中公開目標の社内向け技術資料が一旦完成を迎え、課内に回して見てもらう段階に入りました。
以前記事に書いた、「勝手に勘違いして8月中に公開しなければ目標達成できないと思っていた」資料です。
よくある問い合わせに割かれる労力を削ろうと思って、作る目標を立てたので、書きたい内容がいくつもありました。
その結果、60ページ15000文字超えの大作ができました。
これまで、製品バージョンアップに伴う既存資料の踏襲で100ページ超えの資料などは作ったことがありましたが、一から生み出してここまで書いたのは初です。
もちろん、自分の意見が入る余地は無く、技術的な仕様や設定方法がすべてなのですが。それでもかなり大変でした。
これで問い合わせが減るとよいのですが…。
■ループを追い出せ
- 作者: 清水亮
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2015/07/24
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (22件) を見る
もう一年以上前ですが、この本を読みました。
効率化のポイントとして「ループの外に出す」ことが書かれていたと思います。
たとえば毎日買い物に行っていたら時間が余分にかかるので、まとめてするとかですね。私がよく言っている「オーバーヘッド」を減らしていくのです。
実際、そんな思いがあって食材宅配サービスを使っています。買い物に行く回数を減らして時間を捻出しています。
これを考えるに、教育ってものすごい効果を生み出せると思うのです。
先行投資しておけば、たとえば技術力がついて問い合わせが減ります。問い合わせる側も受ける側も時間が節約できます。
そして何より、その人の身になるのがいいですよね。持続的な効果があるという。
さて、理想的な問い合わせ削減効果が将来的に発揮できたとして、浮いた時間で何をしましょうか…
空論と実地
やってみないと分からないことって大量にありますね。
最近はトレーニングボードを設置したわけですが、材料をどうして調達するかとか、木ねじはどうやって打ち込むのかとか、分からないことだらけでした。
一回経験すればざっと分かります。
今勉強しているネットワークスペシャリスト試験というのもまさにそんな感じです。
勉強したつもりの知識が実際に試験問題で問われ、「分かったつもり」の自覚が無様に破壊されます。
参考書には「過去問4年分を3周解くこと」とありました。
一度で理解したつもりにならず、二度三度繰り返して身につくものがあるからでしょう。
10月の本試験に向けて頑張って過去問を解く日々ですが、まだ一周目です。やってみると、簡単そうに思えることが意外と分かっていないと知らされるものです。
- 作者: スティーブンスローマン,フィリップファーンバック,橘玲,土方奈美
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2018/04/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る
数ヶ月前に読んだこの本のことが頭に浮かびます。人間にとってこの世界はあまりに複雑化しすぎているため、そう簡単に分かるものではないのです。
資格試験に出る問題なんていろいろな現実問題を捨象しているわけですが、それでも難しいです。合格点が60点と定められているのもうなずけます。パーフェクトヒューマンはいないんですね。
そんなわけで、直近の目標であるネットワークスペシャリスト試験突破は全力で頑張ります。
過去問と解説を読みまくり、知ってるつもりを根絶やしにする勢いで励みます。
そして、受かったら冷蔵庫買います。
月曜大工
ついに機が熟しました。
トレーニングボード設置の材料が出揃いました。
・Moon Phat Boy
・ツーバイ材×2
・ディアウォール×2
・電動ドリルセット
・板
・木ねじ×8本
ほとんどインターネットで揃えちゃいました。時代です。
初めに、板にトレーニングボードを固定します。やってみるまで考えが至らなかったのですが、こういう丸っこいフォルムなので水平を決められませんでした。
なんとなく実用に耐えるレベルで位置を決めて、いざ固定!
と思ったのですが、電動ドリルを使うのも初めてでよく分かりません。絶対ダメだろうと思いつついきなり木ねじを打ち込もうとしました。
案の定途中までしか進まないので穴あけできそうなパーツに取り替えます。すると今度は下穴がしっかりできました。それをさらに大きな口径に広げてから、ようやく木ねじを打ちました。
何とかなりましたね。
ここまででも割と時間かかってます。そこから鬼門、柱への打ち込みです。
こちらは下穴を開けるような余裕もないので、事前に板にねじを仮止めしておき、その後柱にあてがって無理やり打ち込みました。
…最後まで回りません。
結局電動ドリルの限界で最後までねじを締めることはなく停止しました。締めすぎて木にヒビが入らない安全設計なんですかね。助かりました。
時間かかりすぎたのでここで一旦断念。後日ねじを一本ずつ外して下穴開けを丁寧にやっていこうと企んでおります。
さて肝心のトレーニングですが。
ねじを締めきれない、浮いた状態で恐る恐るぶら下がってみました。
結論、意外と丈夫です!
ただし、ねじではなく柱が力に負けて天井側の支点が手前にずれます。怖いです。
そこで厚紙(納豆のパッケージの下に敷かれていた)を床側の支点に挟み込みました。すると少し強度が上がったのか、ずれにくくなりました。
これにて一旦完成です!宿題がやっと一つ片付きました。
これからできれば毎日トレーニングしていこうと思います。
ミハイチクセントミハイのフローに入るためのフロー
すみません、言葉遊びしたかっただけです。
本日は仕事でひたすら1つのドキュメント作成をやっていました。
詳しくは知りませんが、集中状態(フロー)に入っていたような気がします。フローに入ったかどうかの判定基準も分からないのではありますが;
うまくいったのは、①電話対応がほとんど無かったこと、②メールソフトを閉じたことが大きいと思います。
特に②は閉じてみて大きな違いに気が付きました。普段かなりの脳内メモリをそこに費やしているなと。
デスクトップ通知を設定しているので、メールが来るたびに重要度/緊急度を問わず通知が出ます。
まるで矢文が頭に直接刺さるかのようなもんです。やっている最中の作業が脳内メモリから引きずり下ろされます。
これを閉じることにより、通知が無くなるのと同時に「メールが来ているかどうか」も常駐トレイに出なくなるため頭からメールのことが消えます。
おかげで今日はほぼまる一日ドキュメント作成に充てられて、だいぶ進みました。
何気なくやっている習慣には常に疑いの目を向けて、タスク切り替えにかかるオーバーヘッドを少しでも減らしていくよう心がけてみます。
■元ネタ
フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)
- 作者: M.チクセントミハイ,Mihaly Csikszentmihalyi,今村浩明
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 1996/08/01
- メディア: 単行本
- 購入: 12人 クリック: 104回
- この商品を含むブログ (77件) を見る
調べたらミハイさん、ご存命なのですね。かなりの古典かと思っていましたが20年くらい前の本だったとは驚きました。
いずれ読んでみようと思います。
Peak-end Weekend
私、日本の平均的サラリーマンにとって休息日である土日が、音楽に浸りながら豪速で経過していきました。
こうしてあっという間に過ぎ去るお休みですが、良い記憶を意識的に思い出すと幸福感が高まるそうですね。
たとえば日記をつけたりして、その日を振り返るとします。その際、色んなことがあった中で良い記憶を引っ張り出して書き留めます。すると、あたかもその日一日がとても良い日であったかのように脳が思い込むらしいのです。
これは私も実践しています。実感は特に無いのですが、まわりの人と比べれば心の安定感は抜群な気がします(安定しているとよく言われます)。
一番良かった記憶(ピーク)とその結末(エンド)次第でほとんど物事に対する感情が決まるようです。
そう考えると、唯一の休息とも呼べる土日は大切ですよね。だいたいそこにピークがありますから。
でも翌月曜日のことが案じられて憂鬱になる人もたくさんいますよね。仕事の内容によって避けられない場合もあるとは思いますが、それは非常にもったいないことだと感じます。
昔高校時代に「レクリエーション」の語源を聞いたことがあります。キリスト教に端を発しているとか。
うろ覚えで語りますけど、月~金で世界を作って、土日休んでまた月~金で世界づくり・・・というように、神はちゃんと休みを取ったんですね。つまり、土日休みというのは月~金の労働のための準備期間なのです。この休みが「レクリエーション」です。
だから、いわゆる「レク」は仕事のための息抜きです。この考え方に沿えば、仕事が中心なんですね。
その枠組みにあって日曜の終わり(エンド)が「次の日の仕事いやだな~」だと残念ですよね。そこで感情がマイナスに落ち込んだまま仕事に突入して、パフォーマンスが出ません。
与えられた境遇のおかげか、私はしっかり仕事と休みが分離できているのが嬉しいです。
みなさんは土日を満足して終えられているでしょうか。
ピークエンドの法則は土日に限らず1日の終わり、1年の終わりなどにも適用できる話ですので、おすすめです。プラス思考になることができます。事実として同じ日を過ごしたにもかかわらず、捉え方次第で「良い日」にも「悪い日」にもなるのがおもしろいところです。