有限を楽しむ
岡山に出張でした。とある案件で夏ごろから何度か来ていたのですが、今日で一段落しました。
もうあまり来ることは無いのだろうと思います。
地方都市とかローカル線に揺られるのって素晴らしいです。
こういう楽しみはサラリーマンの特権だなと思います。
少し考えたのですが、多分「普段拘束されている午前中を移動だけで贅沢に使える」っていう喜びがあるんですよね。
もしこれがお金と時間の自由を手にした未来の自分だったらどうだろうかと思いをめぐらせてみましたが、こんな楽しみ方はできないでしょうね。
昔プロアクションリプレイでポケモンの中の所持金を無限にして遊んでいたのを思い出します(前にも同じことを書いたかも…?)。
あのときは、急につまらなくなりましたね。努力してやりくりするのが楽しみにつながっているのかもしれません。
日常が時間的に不自由だからこそ、出張という非日常イベントで時間の自由を感じるわけです。
帰りは定番と化した「吾妻寿司」です。無添加で美味しいお弁当が駅中に売られていて最高です。
■物語の創造
人間の不思議なところですが、やっぱり一つの事実に対して勝手に物語を想像してしまいますね。
帰りに食べるお弁当がもし、会社から支給されるお金で買えたら…。
多分自腹ほどは有り難みをもって食べられなかったことでしょう。
モノそれ自体が楽しいのではなく、体験を「楽しむ」という能動的な感じがします。
この構造をメタ的に俯瞰しつつ、なるべく多くのことを楽しめるようにしていこうと思いました。